2007年はRMT長者の年になるか

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週刊アスキー1/9・1/16号の2007年デジタル大胆予想にRMT長者の登場を予想しているのでコメントします。
RMTとはReal Money Trade の略で、ゲーム内のデータ通貨と現実のお金を取引することを言います)


2007年のRMT市場は200億円。
実は2006年は150億円でそれ程伸びている数字では無いのです。


そもそもRMT取引は個人が圧倒的に多いのです。
法人のシェアが明らかに少ないマーケットである為、数値的にまだまだ未成熟であり、
今後のオンラインゲーム市場の問題点の一つであると言えます。


しかし、2006年の米国市場で爆発的な人気のSecond Life が2007年に日本に上陸します。
また、NILSではSecond LifeのプレゼンがありIT経営者から日本全体に波及したと思います。


Second Lifeでは自分が作成したアバターの衣服等を自由に売買でき、それが現実の通貨の換金ができる利点があります。
現在では圧倒的にユーザーを抱えた同ゲームに、Reutersがニュース支局を開設。
続いて、IBMAdidasトヨタが相次いで開設しており、新しいマーケティング手法の一つになろうとしています。
間違いなくSecond Life に関連したビジネスが急速に発展していくでしょう。


では、Second Life が日本に上陸し日本に合法RMT市場が形成された場合、既存のRMTは爆発的に普及していくのでしょうか。
これまではRMT禁止のオンラインゲーム事業者でしたが、面白い事に提供側もRMTに近い形で商品を提供しています。
例えば、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが経験値の速度を1.5倍にする

アイテムやスキルアップアイテム、スキルリセットアイテム等を合法的に発売しています。


これからは提供会社、RMT法人企業が市場を引っ張っていく市場になると思われます。
個人も恐らく1億近く稼げる人間が現れるでしょう。
RMTに必要なスキルはゲームに応じたプログラム開発が出来るかです。
売上の7割から9割が利益となる市場。これは競争が厳しくなる前に初めておくと簡単に稼げますよ。


関連情報
[AOGC 2006]日本のオンラインゲーム市場におけるRMTの現状