北海道3泊4日(1日目)


9月13日から15日まで夏季休暇を頂きました。
今回の休暇のテーマは、『避暑地に行きながら、電車で景色を楽しみビールを飲もうぜ!』です。


簡単に今回の旅行の概要を説明すると、
1日目 北斗星で一泊
2日目 札幌で一泊
3日目 函館で一泊
4日目 帰宅


出発は14時45分。
天候は秋ともいえる気温で、避暑地はもっと寒いのかと思いながら上野駅へ。


北斗星は今回のテーマにぴったりで、16時間かけて北海道・札幌を楽しめるという寝台列車です。
しかし、担当列車のB寝台ソロが窓ガラスひび割れのため2段式B寝台へグレードダウン



楽しみにしていた個室から眺める景色はあっという間に崩れました。
気分がブルーのまま、上野駅を出発。
一駅を不貞寝で過ごしましたが、現実を受け入れ景色を眺める。



今回のひび割れの原因は、個室を予約していた15人のみの影響のため、
4人部屋に1人が配置されており、実質ソロと同じです。


気分を変えるため、上野駅で購入していたビールを一本を空ける。
16時間という間、何をするのか再度考える。


北斗星では予約制でシャワーサービスがありますが、今回は個室では無い為荷物が心配です。
その為、今回は断念しました。次回を楽しみにするという事で・・・。


気分一新をした私は、ビールを飲みながら、駅のホームで佇む人を眺める。
他人と違う事をしているという事が、ちょっとした贅沢に感じられる。


暫く景色を堪能しましたが、服装を寝巻きスタイルに変更。
コンタクトも外し、いつでも寝れるぞモードへ。


この後、暇になったので出発前に購入していた
変な会社「へんな会社」のつくり方を読むことに。


はてなのユーザー主導型の考え方、権限を持たない管理職、朝のTODO管理方法の仕方など、
一般的な企業とは異なった手法を用いておりかなり参考になった。


特に、ほとんどの情報全てをユーザーに委ねる、伝達するという考え方はweb2.0型の考え方だなと思いました。
現在の勤務先でもコミュニティーが存在するが、正直権限全てがプロ意識が無い社員とアルバイトで構成されており、
また、外部のコミュニティ要因が決定したため既に限界のラインにあるような気がします。


また、感銘を受けた点は、近藤淳也さんの「おわりに」:18歳の自分に向けて

何かが楽しくないからといって、それを人のせいにするのは絶対にやめましょう。
自分がもっと楽しくする努力を怠っているだけのことです。


正直、私の心のど真ん中を刺された気分でした。
今の会社では、トップダウン型の経営手法、上からの要望が通りにくい(というか交される)、
度重なる組織変更で苛立ち、と共に諦め、疲れきっている私は、自分がどうすればこの問題を解決できるか、
自分に出来る事を放棄している状態でした。


会社(組織)がどうなろうと、自分の意思を貫く
それが私である、という事を再認識できた本です。


さて、列車の旅は3時間経過したのみであり、
ここで上野駅で購入した横浜シューマイ弁当とお酒を食べます。


時間の経過が次第にゆったりしてきました。
その後、週刊アスキー日経ビジネスを読み一度就寝。


3時間の睡眠で福島まで到着しました。
列車内は静寂に包まれ、他の旅行者も睡眠を取っている様でした。


ようやく8時間が経過し、半分を過ぎた頃はクーラーと気温で列車内はかなり寒さが増してきました。
途中、列車の連結部分でトワイライトエクスプレスを見ます。


既に手荷物の雑誌、書物も読み終えすることが無くなってきたため、寝ることを心がけます。
寝ては起きての繰り返し、そして寒さに耐えながら私はある事実にいまさらながら気づきます。


寝台の布団は実は、掛け布団ではないか、始めは布団扱いをし、薄いシートを掛けていましたが、
寒すぎて、2度目の就寝からは寝袋のように布団を丸めて寝てましたが、
4度目付近でその疑問が浮かび、実戦してみると快適に(笑)


いやー、残り5時間程で正しい睡眠方法を得て、爆睡!
途中、バックを蹴落とし危ない場面もありましたが、残りの時間を睡眠に費やしてしまいました。


札幌駅到着30分前に起床し、身支度を整えます。
そして、北海道2泊目の旅が始まります。